平谷美樹の歌詠川通信

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作品紹介・その3 『種山ヶ原幻想』

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「北の文学」では10年ほど前まで、優秀作受賞者は〈グラフ文学散歩〉という紀行文を書くことになっていた。
岩手県ゆかりの作家・あるいは作品に材を取った原稿用紙10枚ほどの文章に、自分で撮影した写真をそえるのだ。
『種山ヶ原幻想』は、「北の文学」第28号(94年5月 岩手日報社)に掲載された。
宮澤賢治の作品の舞台となった奥州市江刺区の種山高原を歩き、その情景を描いたもので、平谷美樹の初のエッセイである。
初挑戦ということもあり、その文章はややぎごちない。
しかし小雪の舞う初冬の高原の、幻想的な空気は充分に描き出されている。

写真・種山高原

〈文・管理人M〉
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# by y-hiraya | 2008-07-02 21:43 | 作品紹介 | Comments(0)

作品紹介・その2 『シトロエン』

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『シトロエン』は『ボギー』に続いて「北の文学」第27号(1993年11月 岩手日報社)に寄稿小説として発表された50枚の短編。

《主人公は、定年退職後に岩手県の山村に移住した初老の男性。
妻は夫の愛車・シトロエンDC2で冬を迎えることに不安を感じている。
積雪路を走るのには、適さない車だからだ。
だが夫にはなかなかシトロエンを手放す決断がつかない。
そして冬のある日、妻がクモ膜下出血で倒れるが、雪の重みで電話線は切れ救急車を呼ぶことが出来ない。
シトロエンは動かず、夫は深い雪の中を歩いて助けを呼びに行く途中で力つきてしまいそうになる。
そこへ通りかかった四輪駆動車の青年に二人は救われるが、それは――。》

おそらくこれは、ファンタジーに分類される小説だろう。
プロデビュー前の作品ながら、情景描写などは現在の文体に近い。
平谷本人は昔も今も「短編は苦手だ」と言うのだが、アマチュア作品としては完成度は高いと思う。

(文・管理人M)
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# by y-hiraya | 2008-07-01 22:22 | 作品紹介 | Comments(0)

『ヴァンパイア 真紅の鏡像』のためのイラスト

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『ヴァンパイア 真紅の鏡像』のイメージイラストです。
本の口絵として使おうと思っていたのですが、
諸般の事情でナシになりました。
変身した泰彦クンとビエロフカ城です。

※画像の転載はご遠慮下さい
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# by y-hiraya | 2008-06-30 21:45 | ギャラリー | Comments(2)