2001年1月。
同人誌「小松左京マガジン」(発行・(株)イオ 発売・角川春樹事務所)が創刊された。
短編『五芒の雪』は、平谷美樹の小松左京賞受賞後第一作として、その創刊号に掲載された。
岩手県遠野市の宇宙港建設予定地で観測された、重力場の異常。
主人公の記憶に残る少女の幽霊と、五角形の雪の結晶。
建設予定地には巨大な「あるもの」が埋まっており、それが重力場を歪ませ、さらに……。
〈科学とオカルト〉は現在でも平谷が好んで取り上げるテーマである。
本作もそれらが違和感なく融合し、叙情的な余韻を残している。
「小松左京マガジン」は
現在30号まで発行されている。
購入方法は
(株)イオのHPをご覧下さい。
〈文・管理人M〉