平谷美樹の歌詠川通信

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「沙棗――」に関する告知ふたつ

管理人Mからお知らせです。

本日(09年2月26日)付けの河北新報朝刊に、
「沙棗――義経になった男」に関するインタビューが掲載されました。
告知が遅くなりましたが、河北新報をご購読の皆様、どうぞご一読下さい。

以下は河北新報より転載です。

沙棗ワールドに御招待
SNS「ふらっと」にコミュニティー


 連載「沙棗」を楽しむインターネット上の交流の広場(コミュニティー)
「沙棗――義経になった男 義経、平泉~平谷美樹さんと語ろう」を
27日、河北新報社の地域SNSサイト「ふらっと」に開設します。
 平谷さんに、作者としての思いをコミュニティーで語ってもらい、
読者から感想や義経、平泉をめぐる話題などの投稿を募ります。
ぜひ、ネット上の「沙棗ワールド」にもお越しください。
 コミュニティーに入るには、河北新報のウェブサイト「KOLNET」の
トップページの上部にある「ふらっと」の表示をクリック。
「ふらっと」のページ右上の「沙棗――」の表示をクリックして入ります。
 書き込みは誰でも自由に読めます。書き込みに参加できるのは
「ふらっと」会員で、登録無料で入会できます。


河北新報社のHPは http://www.kahoku.co.jp/ です。

〈文・管理人M〉
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# by y-hiraya | 2009-02-26 19:53 | 告知 | Comments(0)

「沙棗(さそう)――義経になった男」 河北新報朝刊に連載中

「沙棗(さそう)――義経になった男」は、義経の影武者を主人公とした小説です。
義経の影武者というと杉目小太郎が有名です。
「沙棗」にも杉目小太郎は出てきますが、主人公ではありません。
「義経記」がご自宅にある方は、ラスト近く、
藤原泰衡が義経を攻めるくだりを開いてみてください。
〈しゃそう〉という名の雑色が出てきます。
秀衡が
「いざという時に役に立つ男だから」
と言って義経に与えた召使いが〈しゃそう〉です。
召使いであるにもかかわらず、義経は〈しゃそう〉をまるで侍のように扱います。
そして、義経自刃の時、十郎兼房とともにその時間を稼ぐために大活躍します。
「義経記」は義経の死から200年以上後に書かれたものですから、
脚色や曲解、創作された部分がたくさんあります。
〈しゃそう〉も創作された人物であるかもしれません。
しかし、ぼくはその名の不思議な響きに惹かれました。
『この男は何者だろう?』
〈しゃそう〉に関する妄想が次々にわき上がり、「沙棗」の構想になって行きました。
数年前、沙棗の生涯を描く壮大な構想の一部を「北へ」と題した短編として、
岩手日報社主催の「北の文学」に寄稿しました。
その後、昨年の春に河北新報社から連載のお話があり、執筆を開始したのが、
「沙棗――義経になった男」です。
「北へ」の執筆以後、平泉のことや蝦夷のことなど色々と調べました。
今まで描かれなかった奥州平泉や蝦夷と中央の関わりなどを盛り込みながら、
「沙棗――義経になった男」は描かれます。
イラストも自作です。
毎朝、紙面に載った自分のイラストを見るたびに冷や汗をかきます。
一昨年までは美術教師でしたが、やはりプロの絵ではありませんから、
色々とアラが見えてしまうのです。

今年は、「沙棗」に関わる企画やイベントなどが行われる予定です。
近々、その1つについては告知します。

連載はまだしばらく続きます。
妄想と、歴史的、考古学的事実を取り込みながら、
楽しく執筆を続けていきたいと思います。

次はデビュー作

「エンデュミオン エンデュミオン」 
角川春樹事務所ハルキノベルズ刊


について語ります。
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# by y-hiraya | 2009-02-23 18:00 | 作品の召し上がり方 | Comments(0)

「時間よ止まれ」 角川春樹事務所 ハルキ文庫刊

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ショートショートは、中学生の頃、星新一氏の作品をよく読んでいましたが、
書いたことはありませんでした。
ショートショートって、長い小説を書くのと別な回路が脳内にないと書けない――。
そう思っていました。
ぼくの脳内には、小気味よいオチをつけるその回路がありません。
そこで、ぼくなりの「短い、短い小説」と位置づけて執筆しました。

第一回小松左京賞の授賞式の後、二次会の会場に向かう途中、
担当編集者さんから、
「これからショートショートをウェブで連載してもらいます。
更新は一週間に一度。トータルで50本」
と言い渡されました。
新人ですから何事にも挑戦だと思い、
「判りました」と、答えました。
二次会に向かう道すがら小松左京マガジンへの寄稿も依頼されました。
『五芒の雪』です。
構想は、歩いているウチに出来上がりました。

授賞式の翌日、家へ帰る新幹線の中でショートショートのネタを考え続けました。
以来、およそ1年。
数本まとめて担当者に送り続けました。
一度だけ更新が遅れたことがありましたが、システム上のトラブルです。
なんとか〆切を守り通すことができました。

「時間よ止まれ」の中には、ぼくが「名前シリーズ」と題した一連の作品群があります。
長編「約束の地」の原型となった、超能力者たちのお話です。
設定が少々ことなっていますが、どこが違っているのかなども楽しみながら読んでいただければ嬉しいです。

ウェブ連載を終えて、なんとか「ショートショートのようなもの」を書く自信もつき、以後、時々書いています。
光文社から出ている異形コレクションの中の「ひとにぎりの異形」にもショートショートを書きましたし、
岩手発の不思議情報誌「ふうらい」には、三題噺形式で書いています。

次回は、

現在河北新報に連載中の小説

「沙棗(さそう)――義経になった男」


についてちょっと触れてみたいと思います。
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# by y-hiraya | 2009-02-08 17:54 | 作品の召し上がり方 | Comments(0)