今年1月に出版された
「でんでら国」(小学館・刊)が、
7月7日付の新聞
『デーリー東北』に取り上げられました。
以下はその抜粋です。
【1月に刊行された平谷美樹(久慈市出身)の時代小説『でんでら国』(小学館)を遅ればせながら読んだ。“姥捨て”というキーワードから重苦しいイメージを抱いたが、これが、いい意味で裏切られる。手に汗握る活劇満載の痛快娯楽時代劇だった。
(中略)
平谷は岩手県金ヶ崎町に住み、東北を舞台にした作品が多い。本作では遠野に伝わる姥捨ての伝承「デンデラ野」から材を取った。
しかし、「姥捨て=虐げられる者とは逆の発想」と明かす。つまり、姥捨ては陰惨な物語を連想するが、本作では姥捨てされる土地「でんでら国」は老人の理想郷として描かれる。
しかもアクションたっぷりで、侍たちと老人集団の大攻防戦が実に面白い。
(後略)】
という具合に紹介していただきました。
どうもありがとうございました。
〈文・管理人M〉